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「辞書引き学習法」8つのステップ |
ふせんを用意し番号を書きます。
①ふせんに1から順番に数字を記入します。
②見つけた言葉を、ふせんの番号の下に書いて、辞書ページの上のほうに貼っていきます。
③番号は、その日に調べる語数より多めに記入しておきます。
そうすると子どもの手元に残った、ふせんの番号で調べた言葉の数を知ることができます。
ふせんに数字を書くのは小さな子どもには少し難しい作業です。
最初はおうちの方が書いてあげるとよいでしょう。
辞書にふせんをはるときは、本文の上に重ならないように上に貼ります。
国語辞典を開いて、知っている言葉を探します。
①辞書の仕組みを知る前に、まずは自由に好きなページを開いて知っている言葉を探して、
辞書に書いてある意味を読んでみましょう。
②パッと開いた見開きのページに、知っている言葉がいくつ見つかるかを探してみましょう。
知っている言葉探しをして、ふせんを付け続けると、1ヶ月程度で見出し語が、
「あいうえお」の順番に並んでいることなど、辞書の構造が自然に分かってきます。
「50音表」を説明します。
①辞書ではたくさんの言葉が「あいうえお(50音)の順」に並んでいることを覚えましょう。
②子ども自身が大きな紙に書き、机の前に貼ると効果的です。
「つめ」の機能を説明します。
①「つめ」(四角の目印)が「あ・か・さ・た・な…」と続いていること説明してあげます。
メーカーによって色がついた部分、
色のついた部分の横にかな標記がされている辞典があります。
「す」で始まる言葉は、どの目印にあるかな?」などと、
などと、質問してみましょう!
【参考】左図:ベネッセ「チャレンジ小学国語辞典」
【参考】右図:小学館「例解学習国語辞典」
国語辞典で「しりとり」をしましょう。
①文字の数を決めて、しりとりをします。ひらがなでもカタカナでもOKとします。
小さい「ゃ・ゅ・ょ・っ」や伸ばす音「-」も1文字と数えてください。
※50音順を意識して、言葉の1文字目を見つけるトレーニングです。
②当てはまる言葉を国語辞典で探します。
最初の言葉に戻るようにすると、ぐんと難しくなって楽しめます。
国語辞典で「なぞなぞ」をしましょう。
①おうちの方が「なぞなぞ」を出します。
②なぞなぞの答え(答えだと思う言葉)を子どもに引かせましょう。
難しそうなときはヒントとして辞典の説明を読んであげましょう。
【問題】小さな貝でも10匹集まるとみんなが怖いものになります。
【問題】”カメラ”の中にいる動物は、な~んだ?
こたえ①:かいじゅう/②:かめ
生き物の名前を辞書で調べよう!
①子どもにとって身近な生き物を「あ・か・さ・た・な…」の順で引いていきます。
②まずは「5分間でどこまで引けるか」を課題として与えます。
どこまで引けても、ほめてあげましょう。
③5分間で引けた言葉以外の残った言葉を最後までじっくり引きましょう。
国語辞典でクッキング
①子どもにとってとても身近な「食べ物(料理)」の名前を引かせます。
②子どもが持っているその食べ物や料理についての知識と、辞書に書いていることが同じか、
違うかを考えさせます。知っていると思っていた言葉でも意外な新しい発見をし驚くことが
多いものです。どんな発見があったか、声に出して言うようにしましょう。
「カレーライス」「ハンバーグ」「ラーメン」など子どもにとって身近なメニューや、
「今朝食べたもの」といった具合に進めていきます。
さらに、おうちの中の身近な言葉も、「机」「冷蔵庫」「台所」…というように引いていきます。
「台所=お金のやりくりをするところ」などの意味もあり、驚きが生まれます。